グラン・ドリーム バレエフェス2022

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PICK UP!

横浜バレエフェスティバルで共演
高岸直樹・高田茜インタビュー

元東京バレエ団プリンシパルの高岸直樹さんと、英国ロイヤル・バレエ団ファーストソリストの高田茜さんが初共演! この夏開催される『横浜バレエフェスティバル2015』で、古典の名作『ジゼル』のパ・ド・ドゥを踊ります。ここでは、開幕を控えたおふたりにインタビュー! 舞台への意気込みをお聞きしました。

インタビュー:小野寺悦子 写真:石川陽

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おふたりは初共演ですね。一緒に踊ってみて、印象はいかがですか?
高岸 共演は初めてですが、すごく才能があって、可愛らしい方だという噂は聞いていました。実際一緒に踊ってみて、身体中から豊かな感性が滲み出てくるのを感じます。とてもステキなダンサーだし、雰囲気もジゼルに合ってますよね。
高田 素晴らしいダンサーということはもちろん知っていましたし、私の何倍も経験がある方ですから、全て任せられる感じです。高岸さんに頼り切って、自由に踊らせていただいています。

今回は『ジゼル』第二幕のパ・ド・ドゥを踊ります。
高岸 『ジゼル』はバレエ団時代に何回か踊っています。最初は斎藤友佳里さんで、吉岡美佳さん、上野水香さん、そして吉田都さん。高田さんで5人目のジゼルです。
『ジゼル』って男性ダンサーにとって憧れの作品だとよくいわれるけれど、僕はどちらかというと『ドン・キホーテ』のような男らしい踊りの方が好きでした。でも実際『ジゼル』を踊るようになって、考えが変わったというか……。クラシックバレエは女性が第一であり、いかに女性をキレイに見せるかというのが僕の信念。今回の『ジゼル』も、影の支え役としてサポートに徹するつもりです。
高田 パ・ド・シスやふたりのウィリ役は踊ったことがありますが、二幕のパ・ド・ドゥを踊るのは初めて。ちょっと不安は感じたけれど、挑戦してみたい作品でもありました。これまで観たなかで印象に残っているのは、東京バレエ団の公演でアリーナ・コジョカルが踊ったジゼル! 彼女は本当にジゼルそのもの。大好きで、もう何度も映像を見ています。『ジゼル』に限らず、私の場合リハーサル前に映像を見てイメージを膨らませることが多いですね。ただ今回はロイヤルのツアーが直前まであって時間が取れず、ほぼゼロに近い状態でリハーサルに入りました。でもやりすぎて慣れてしまうのは避けたいから、新鮮な状態も逆にいいと思っていて。ロイヤルはリハーサルが短いので、それに慣れているのかもしれません。全幕だとリハーサルは3週間ほどで、あっという間に本番が来ます。

高岸 それはすごい! 東京バレエ団ではいつも2〜3ヶ月はリハーサルをしてました。その分慣れてしまったり、新鮮味がなくなるのは非常に危険。ダンサーはきちんと自覚して臨まなければいけないですね。

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高岸さんはこの春29年間在籍した東京バレエ団を退団し、新たなスタートを切りました。やはり生活は変わりましたか?
高岸 自分の時間が多く取れるようになったというのが一番の違いです。以前は朝から晩までスタジオにいたけれど、今はあちこち見に行くこともできるし、そこで発見もある。お芝居や踊りなど、最近はいろいろな作品を観て引き出しを作るようにしています。その上で、今後はバレエのジャンルにとらわれず、表現者として活動していけたらと思っています。
高田 29年って、素晴らしいですね! 私はロイヤルに入って7年になります。通常朝の10時半から稽古が始まり6時半で修了。公演がある日は5時半にリハーサルが終わって、7時半から10時半まで舞台。ロイヤルでは古典とウェイン・マクレガーの作品を踊っています。年間公演数は150~160回。以前は毎晩のように出てましたけど、最近はコール・ドをやらなくなったので、少し時間を作ることができるようになりました。

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第一線で活躍されているおふたり。ダンサーとして心がけている日々のメンテナンス法をお聞かせください。

高岸 暇さえあれば身体を動かす、というのがメンテナンス法。身体を動かすのは苦ではないので、マメにストレッチするようにしています。そのお陰か、大きな怪我を経験したことはないし、トレーナーにお世話になることもほとんどない。軽い肉離れくらいはありますが、舞台に穴を開けたことはありません。リフレッシュ法はお風呂。スパが大好きで、健康ランドとか、スーパー銭湯とか、ツアーに出ると日本中どこでも探して入っています(笑)。
高田 バレエ団内のピラティスとジムに通っています。以前膝の怪我で二シーズン棒に振ったことがあって、それ以来時間を見つけて鍛えるようなりました。スポーツサイエンティストについてもらい、毎日1時間くらいトレーニングしています。エクササイズをするようになってからは、膝も強くなった気がします。

食生活で気を付けていることはありますか?
高岸 昔から気にしたことはないですね。食べたいときに食べ、飲みたいときに飲む。お寿司が好きで、週3回くらい食べてます。お酒は毎晩。ビールだったら2~3リットル、ガソリンだと思って飲んでます(笑)。水分を摂る分、汗の量がものすごい。身体を動かしていると、一日に3〜4キロ落ちちゃいます。
高田 私も好きなものを食べてます。基本自炊で、ご飯が大好きなので和食が多いですね。朝から丼ものをしっかり食べて、お昼はリハの合間にヨーグルトやサンドイッチをちょこちょこ食べて、夜はまたしっかり食べる。リハも舞台も多いので、積極的に食べないと体重や筋肉がすぐ落ちてしまうんです。日本での楽しみは卵かけご飯。イギリスの卵は日本ほど新鮮ではないので、向こうでできない分、今は毎日食べてます。

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おふたりの初共演となる『ジゼル』。どんな舞台にしたいですか?
高田 目指すのは、痛々しいけど強いジゼル。ミルタからアルブレヒトを守る、真の通ったジゼルをイメージしています。今の課題は浮遊感です。どうしたらふわっと見せられるかというのを探っているところ。日本でドラマティックな役を踊る機会はあまりないので、今回ジゼルが踊れてすごく嬉しいですね。
高岸 プレイボーイタイプから純粋に愛を貫くタイプまで、いろいろなアルブレヒトを試してきました。そして今自分の中にあるのは、愛を貫くタイプ。純粋な男としてアルブレヒトを演じたいと思います。
まずは、みなさんの印象に残る作品を提供したい。その上で、高田さんの新鮮な魅力を全面に押し出して、美しい舞台をお見せできたらと思っています。

トップダンサーふたりの記念すべき初共演に、早くも期待が高まります! 『横浜バレエフェスティバル2015』は、2015年8月19日、18:30開幕。

 

公 演 情 報

横浜バレエフェスティバル2015
開催日 :2015年8月19日(水) 18:30 開演
開催場所:神奈川県民ホール 大ホール

横浜バレエチラシ表 横浜バレエチラシ裏

横浜バレエフェスティバルホームページ
⇒ http://yokohamaballetfes.com/

 

 

【リハーサル写真】

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