Iwaki Ballet Company第3回公演『ドン・キホーテ』全幕 動画取材&直前インタビュー
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=E8VECCdbXzg?rel=0]
元東京バレエ団プリンシパル井脇幸江さんが、昨年立ち上げたIwaki Ballet Company。
早くもこの10月に第3回公演『ドン・キホーテ』全幕が上演されます。
バレエナビは、公演1か月前のリハーサルにお伺いしました。
オーディションで選ばれた出演者たちが、バレエマスター高橋竜太さんの活気ある指導のもと、バルセロナの街のシーンの真っ最中。主役の井脇さんと相手役の新国立劇場バレエ団プリンシパル菅野英男さんは、息もぴったり。明るい笑顔が素敵なお似合いのカップルです。まわりの女性たちや闘牛士も皆が芝居をして舞台を盛り上げています。
『ドン・キホーテ』は物語が楽しい演目ですが、特に2幕の酒場のシーン、バジルの狂言自殺の場面はコミカルな演出に笑がこぼれてしまいました。芸達者なサンチョ・パンサ、ガマーシュ、お父さん。お母さんも登場します。出演者全員がひとつになって、作品を作り上げていました。
〈インタビュー〉
●今回の演目に『ドン・キホーテ』を選んだのは?
井脇:第1回公演『ジゼル』全幕の後、いろいろな方たちから、次回はぜひ『ドン・キホーテ』が見たいというお声をいただきました。私自身も大好きな作品でしたので、すぐに「やってみよう!」と思いました。
●仕上がりはいかがですか?
井脇:実はまだ、作品を作っている最中なのです。私たち芸術スタッフだけではなく、大道具などの舞台スタッフとも意見を出し合って、装置や照明、音楽など…まるで新作のように作ってきました。どんな仕上がりになるのかは、私自身も楽しみにしているという状態です。
●相手役の菅野英男さんについては?
井脇:私が相手役に求めるものは、技術的なものはもちろんですが、人柄・人間性も大事にしたいと思っています。英男くんとは言葉のある無しに関わらず意思の疎通が出来る、最高のパートナーだと思っています。
ここで菅野さんに
●井脇さんについては?
菅野:やりやすいです。ぶつかることなく、こんなにすんなりと分かり合える人は珍しいです。お姉さんみたいな存在かな(笑)。
●6月の新国立劇場でのバジル役のご活躍も記憶に新しいところですが?
菅野:『ドン・キホーテ』の全幕は、先日の新国立劇場に続いて3回目です。従来の舞台とは違って、装置や演出が新しいので、見ている方もとても楽しめると思います。
●Iwaki Ballet Cpmpanyならではの特徴は?
井脇:特に考えたのは、場面転換の方法です。シーンごとに幕を下ろすのではなく、日が暮れていく様子など時間の経過もお客様と共有することで作品に流れが出来て、舞台と客席の一体感が生まれるのではないかと思いました。そういった私の希望を舞台スタッフはとても面白がってくれて、舞台監督はじめ照明や大道具スタッフと何度も何度も話し合いました。時代の流れとともに、バレエも変化していくと思うのです。そういう意味で映像を使ったり演劇的な要素を取り入れて、誰が見ても理解しやすいようにお芝居の部分も工夫しました。2人の恋物語として面白いだけではなく、ホロリとくるような人間関係も描きたいと思っています。
●見どころがいっぱいありますね!
井脇:はい、とてもおもしろく作っていますので、ぜひたくさんのみなさんに見て楽しんでいただきたいです。
●最後に一言メッセージをお願いします。
井脇:IBC2作目の全幕作品になりますが、キャスト・スタッフが一丸となって作品を作れていることが嬉しいです。観に来てくださるお客様も、舞台に参加しているような気持ちになっていただいて、つい微笑んでしまったり、帰り道では好きな人にメールをしてみよう!なんて思ってくださったら最高です。お客様の期待を大きく上回ることが出来るよう、団員・ゲスト・スタッフ一同、気合を入れておりますので、是非、劇場までお運びいただければと思います。お待ちしております!
取材協力:Iwaki Ballet Company
インタビュー:村上美樹
撮影:石川陽
★☆★ 公演情報 ☆★☆
演目 『 ドン・キホーテ 』全幕
日時
2013年10月12日(土)16:30開場/17:00開演
2013年10月13日(日)14:30開場/15:00開演
会場 ゆうぽうとホール(五反田)
料金(全席指定・税込)
前売券/ SS席 9,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 B席 3,000円
当日券/ SS席 9,500円 S席 7,500円 A席 5,500円 B席 3,000円
お問い合わせ http://ibc.yukie.net/inquiry
Iwaki Ballet Companyホームページはコチラ
投稿日: 2013 年 9 月 24 日
カテゴリ: インタビュー