【PICKUPについて】

このコーナーはバレエナビが取材させて頂いたホットな話題を取り上げております。
バレエやダンスに関する人・商品・サービス・イベント・公演など取り上げさせて頂く話題は多岐にわたります。
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PICK UP!

平野亮一(英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)インタビュー
NBAバレエ団公演「ホラーナイト」にドラキュラ役でゲスト出演!

NBAバレエ団が2020年2月15日(土)、16日(日)、新国立劇場中劇場で「ホラーナイト」を上演します。“戦慄のホラーバレエはこんなにも美しい”が惹句のこの公演では、ブラム・ストーカー原作『ドラキュラ』(振付:マイケル・ピンク)の第1幕と、NBAバレエ団ソリスト/気鋭振付家の宝満直也さんによる『狼男』(世界初演)を同時上演。『ドラキュラ』はNBAバレエ団が2014年に日本初演し、演出を担当した芸術監督の久保綋一さんが平成26年度(第69回)文化庁芸術祭新人賞(舞踊部門)を受賞しました。今回はドラキュラ役として英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルの平野亮一さんがゲスト出演(15日14:00&16日14:00公演)。平野さんに近況や『ドラキュラ』に向けての抱負をメール取材でお聞きしました。

 

インタビュー:高橋森彦

 

 

――2019/2020シーズンでは『マノン』のレスコー役に続いて『眠れる森の美女』のフロリムンド王子役を踊られました。オーロラ姫役は高田茜さんです。ロイヤルの代表作の一つである古典中の古典で高田さんと共演されましたがいかがでしたか?
『眠れる森の美女』の王子はローザンヌ国際バレエコンクール(2001年、プロ研修賞を受賞)で踊ったので、やはり思いの深い作品です。茜ちゃんは本当に僕のことを信頼してくれているみたいで、すごく伸び伸び踊ってもらえるし踊りやすいです。今回の舞台は1、2回目をお互いに降板しましたが3回目の舞台には無事復帰できました。背丈の違いで一緒に踊る機会があまりないため一緒に踊れる時はすごく嬉しいです。

 

――ロイヤル・バレエは公演数が多いことで知られます。また平野さんはパートナーリングに定評があり、多くのバレリーナたちから信頼されていますのでご多忙だと思います。そのような状況で、いかにして身体を保ちつつモチベーションを高めていますか?
休むことも大切なので、それを忘れないことです。練習をするときは思いっきり練習し、休むときは思いっきり休むというスイッチの切り替えが大切だと思います。体力・体調が命なので、自分の体をよく知り、体との会話を大切にしています。

 

――平野さんはこの後、ロイヤル・バレエで『オネーギン』のタイトルロールや『白鳥の湖』のジークフリード王子を踊る予定です。今シーズンの目標や意識して取り組んでいることはありますか?
オネーギン役は初挑戦なのですごく楽しみです。物語をしっかり語りたいと思います。

 

――ロイヤル・バレエで踊る日本人ダンサーの最年長になられました。後輩たちもどんどん活躍していますが、今の若手に対してどのように感じていますか?
みんなからいつも刺激をもらっているので、僕も刺激を与えられるように頑張っています。

 

――2016年にプリンシパル昇格後、日本での注目度が高まりました。日本のバレエに対して思うこと、何かやっていきたいことはありますか?
バレエというものをもっと理解してもらいたいです。いろいろなイベントに参加させていただき、少しでもバレエに興味を持ってもらおうと心がけています。

 

――NBAバレエ団「ホラーナイト」で上演される『ドラキュラ』にドラキュラ役で出演されます。2019年夏の帰国時に行われたリハーサルの手応えはいかがでしたか?
毎日が楽しかったです。ドラキュラのキャラクター作りにも工夫しました。

 

 

――ドラキュラ役をどのような役柄だと捉えていますか?
ミステリアスで、どこか信用できないところがあり奇妙。冷たい血が流れている感じです。見ていて鳥肌の立つようなキャラクターかなと思っています。

 

――久保紘一芸術監督率いるNBAバレエ団の印象を教えてください。
皆さんすごく練習熱心で、踊りはもちろん演技にも力を入れていました。優しく接してくれて嬉しかったです。

 

――公演に向けての意気込みをお聞かせください。
『ドラキュラ』は初めてなのですごくワクワクしています。ドラキュラの物語をNBAバレエ団としっかりと語りたいです。

 

 


 

★ ☆ ★ 【 公 演 情 報 】 ★ ☆ ★

 

 

NBAバレエ団公演 『ホラーナイト』
戦慄のホラーバレエはこんなにも美しい

アメリカで大旋風を巻き起こしたブラム・ストーカー原作「ドラキュラ」の第1幕と、NBAバレエ団団員で若手振付家の宝満直也による世界初演「狼男」を同時公演。
「ドラキュラ」はNBAバレエ団が2014年に日本初演を果たし話題を呼び、芸術監督久保綋一が、第69回文化庁芸術祭舞踊部門新人賞を受賞した作品。

 

日時:
2020年2月15日(土)
開場13:30・開演14:00 / 開場17:30・開演18:00
2020年2月16日(日)
開場13:30・開演14:00

 

会場:新国立劇場 中劇場

 

チケット料金:
S席 9,000円
A席 7,000円
B席 4,000円
※3歳未満の入場はご遠慮ください。

 

チケットご購入:
NBAバレエ団  http://www.nbaballet.org
 TEL:04-2937-4931(月~金/9:00~17:00)
チケットぴあ https://t.pia.jp(Pコード:493-699)
イープラス https://eplus.jp/

 

演目: 「ドラキュラ」第一幕 /「狼男」

 

協賛:
サントリービバレッジソリューション株式会社、チャコット株式会社、所沢パークホテル、株式会社エンジェルアール

 

主催:NBAバレエ団