松山バレエ団 新「白鳥の湖」全4幕

【PICKUPについて】

このコーナーはバレエナビが取材させて頂いたホットな話題を取り上げております。
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東京シティ・バレエ団 『ジゼル』 リハーサル取材

1968年誕生の東京シティ・バレエ団。古典バレエと創作バレエを両輪としつつ 合議制による運営を行う画期的なバレエ団として 今年、創立45周年を迎える。東京都江東区と芸術提携を結ぶなど地域に根ざした芸術文化活動にも力を入れている。

本日は、創立45周年記念公演のひとつでもある『ジゼル』初日のキャストのリハーサル。

まず1幕。ジゼルの志賀育恵は、純粋で人を疑うことを知らない可憐な少女。アルブレヒトの黄凱はノーブルな雰囲気が漂い、本当に貴族の青年が村人に変装しているよう。容姿、テクニックともに、まさに誰もがイメージする理想のキャストで物語がすすむ。

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このような平和な村に不幸な事件が起ころうはずもない村の明るい収穫祭。ペザントの二人(中森理恵、岸田亜生)は若々しくおおらかに、ダイナミックな踊りで祭りのシーンを彩りながらバチルド姫(坂本麻実)の美しさもジゼルの悲恋を際立たせる。筆者は舞台上手の袖からの位置で拝見していたが、主要な役の踊り手だけでなく、村人たちや貴族を演じる団員ひとりひとりの表情も豊かでドラマを盛り上げていた。

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バレエ団が、最初の自主公演をした際の演目が『ジゼル』。その時ヒラリオンを演じた金井利久さんが、1999年以降、演出・振付を担当。登場人物の生い立ちや家柄の関係など細部にまで思いを馳せ、心情表現を丁寧に描く演出は、近年そのドラマ性の高さにも評価が高まっているというのにもうなずけた。

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2幕は、ミルタ(岡博美)をはじめとする ウィリたちの整然とした美しさで、冷淡さ、残酷さを表しているのが見どころ。その中でジゼルは、まだウィリになりきっていない、生と死の間をさまよいながら最後まで愛を貫く。黄凱は失意と後悔の念にかられたアルブレヒトにはまり役。志賀の軽やかさ、二人のパ・ド・ドゥは、まさにロマンチックバレエの真骨頂といえるだろう。

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一緒に踊り続け、夜明けが来てアルブレヒトを救った時、永遠の別れがやってくる。余韻が残る舞台。さらに今回は、40年ぶりに衣裳を刷新。感動に深みが加わるデザインは、 イタリア在住のデザイナー小栗菜代子さん。昨年の『ロミオとジュリエット』でも 鮮やかな色彩で好評を博しており、特に貴族の衣裳が違うそうだ。 2幕の志賀と黄凱の衣裳も、今日初めて着けて踊ったとのことだったが、とても優雅で素敵なものだった。

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公演会場のティアラこうとう大ホールは、舞台を比較的近くに見られるのも魅力の一つ。新制作の衣裳の豪華さもドラマをさらに引き立て、臨場感たっぷりに楽しめることだろう。バレエ団の歴史の中で大切にされ、磨き上げられてきた今回の『ジゼル』。本番の舞台がおおいに期待される。

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(取材:村上美樹)

(写真:バレエナビ 橋本)

(取材場所:東京シティバレエ団)

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リハーサル終了後、志賀さんと黄凱さんに お話しをお聞きすることが出来ました。入団もほぼ同時期で、他の役でも一緒に踊ることが多く前回の『ジゼル』でも主役を務めているお二人。

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志賀さんは今回3回目のジゼルですが、「何回踊っても新たな発見があり、 黄凱やまわりの人たちから教わっています。年齢を重ねた深みや演技が自然に 出来るようになったところなどもあり、楽しいですね。」「衣裳も新たになったことですし、白のバレエということでもあり、気持ちを新たに入れ変えていくつもりで頑張ります。」とのこと。

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黄凱さんは、 「白のバレエの美しさ。 クラシックバレエの中のバレエともいえるジゼルを是非ご覧ください。」とのことでした。

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