牧阿佐美バレヱ団 デューク・エリントン・バレエ 公演&交流会レポート
とっても楽しい舞台でした。ジャズで こんなにバレエが踊れるなんて。耳慣れた楽曲 と 正統なバレエの形…でありながら 素晴らしく自由で開放的な作品です。
バレエの綺麗さはこんな風にも見せられるんだ、とワクワクしながら曲の中に取り込まれてしまいました。派手なライティングの中で舞うシャープな曲も 色っぽい大胆な綺麗もどれも素敵です。古典作品では絶対見られないパの連鎖が次々と…ローラン・プティの魅惑的な世界が繰り広げられました。
制限のない発想のもと、バレエの形はあえて崩さない…
だけど、コンテンポラリー作品とは違うところで、私の好きな方向性です。技術的にもかなり高度なのでは?という動きを軽々と踊られて魅せられます。
妖艶かつ圧倒する力強さで様々な色を放つマリーヤ・アレクサンドロワさん、そして更に それを包み込む包容力ある踊りを楽しませてくれたデニス サーヴィンさん、美しいパドドゥでした。
そして 一番 心に響いたのは、舞台と会場の一体感。まさに、“エンターテイメント”でした。
公演後にはダンサーとお客様の交流会が開かれました。前日公演をご観覧の方もチケットの半券提示で交流会への参加OKという暖かい計らいも嬉しいですね。
舞台から “直”、みたいな速さで公演終了後、ダンサーの方々が 衣裳のまま、お待たせせずホワイエに出られて それはそれは華やかでした。
そして記念写真撮影大会です。ダンサーの方はお客様ひとりひとりに丁寧な対応されていました。
本当に色々なお話が伺えました!男性陣のレザースーツ姿、カッコイイですよね。お尋ねしたらストレッチ素材というわけでもなく、サウナスーツ張りの保温力です~と語って下さいました
賑わう会場で〆のご挨拶。ダンサーさんには’マイクを持つ’は難易度が高いらしいです。しゃべり下手ですってご謙遜 (笑)
和やかな雰囲気の中、素敵な時間を堪能いたしました後は、なんだかビッグバンドのジャズをライブで聴きたくなりました。
写真・記事作成:バレエナビ編集部Omiさん
取材日:2012年11月11日
取材場所:新国立劇場中劇場
取材協力:牧阿佐美バレヱ団
投稿日: 2012 年 11 月 19 日
カテゴリ: イベント