キエフ・バレエ ロシア国立モスクワ・クラシック・バレエ

Interview

Vol.4

舞原美保子

天満・天神バレエ&ダンスフェスティバル  プロデューサー(大阪府・大阪市)

「ダンスの融合」。ジャンルを越えたダンスの祭典
「天満・天神バレエ&ダンスフェスティバル」は
2013年11月に大阪で6回目を迎えます。そのフェスティバルが
初めて2014年4月に東京でも開催される事になり、
プロデューサーの舞原美保子実行委員長にお話を
伺って参りました。
(2013年5月取材・7月掲載)

天満・天神バレエ&ダンスフェスティバルについて

まず、フェスティバルを始められた経緯を教えてください。

大阪市中央公会堂

天満・天神のエリアというのは大阪でも下町的な
要素がある場所です。そこで「天満音楽祭」という
地元の音楽好きの方々がスタートしたイベントが
あって、そこに私がボランティアで参加をしたのが
きっかけです。

このイベントには音楽だけはなく、ベリーダンスや
フラダンスも参加していたのですが、そこにバレエも
参加してもらえないかというお話を主催者様から
いただきました。お話はとっても有り難かったのですが、
床の問題などでポアントでちょっと踊れないと考えて
その際はお断りしたんです。でも、話は立ち消える事がなく、
今度は大阪市中央公会堂という国の重要文化財にも
なっている会場でバレエやダンスをしてみないかという
お話を頂きました。そしてその施設内を見学したら
あまりの施設の素晴らしさに心が動きました。
「ここでバレエやダンスをしよう!」と。

コーヒーを飲みながらゆっくりとインタビュー

そこからは大阪市のバックアップもあってドンドン話しが
進み、音楽祭とは趣旨が異なる事もあって、バレエ&
ダンスのフェスティバルが誕生する事になりました。
2008年に第一回目をさせていただいたので、今年で
もう6回目になります。

フェスティバルの特徴を教えてください。

プロ、アマ問わずジャンルを超えた、「ダンスの融合、ダンスの発展、
ダンスの発信」がテーマです。ジャンルを超えたというところでは、
日本舞踊、ヒップホップ、創作ダンス、コンテンポラリー、フラダンス、
ベリーダンス、社交ダンスなど、クラシックバレエだけではなく、様々な
踊りが楽しめます。昨年は35団体様もご参加いただけるようになりました。

また、若手ダンサーの育成も一つの目的であり、特徴でもあります。
エキシビジョンでは将来ある若手ダンサーに舞台経験の機会をご用意
しております。
プロフェッショナルダンサーのご参加も多いため、お客様も参加者の方も
純粋に“お祭り”として楽しんでいただけると思います。

垣根をこえる

舞原実行委員長がプロデューサーとして大事にしている事は?

一番大事にしている事は“垣根をつくらない”事です。それは
バレエ界のなかでの垣根もそうですし、ダンスのジャンル、
さらには人間関係の垣根も含めてです。2014年に初めて
東京でフェスティバルを開催させて頂く事になりましたが、
関西も関東もなく、「皆でバレエ・ダンスを盛り上げていこう!」
という旗印の下にいろんな立場の方々が集まり、実行委員や
アドバイザーを務めていただける事になりました。東京でも
垣根を越えた、ご参加者のみなさまに楽しんでいただく
イベントが出来そうでとてもワクワクしております。

牧阿佐美バレエ団、NBAバレエ団、谷桃子バレエ団、バレエシャンブルウェスト、
ベルリン国立バレエ団などを率いる先生や現役ダンサーの方など多種多様な
みなさまがアドバイザーとしてご参加頂く予定です。

舞原実行委員長の今後の目標は?

国の垣根も越える

長くバレエに携わってきて、自身が設立したバレエスタジオも徐々に
ではありますが成長し、少し安心して外での活動ができるようになりました。
私はこの、「怖いもの知らずでとにかく行動」(笑)の性格で海外と日本の
バレエをうまく橋渡しできるような活動を続けて行きたいと思っています。
実は先日ドイツのミュンヘンに行って準備をしてきたのですが、得られるものは
多かったです。しかも、現地の新聞に期せずして取材をされたりして、、、
なんでも行動してみるものですね。

これからは長くお世話になったバレエに自分の得意分野を活かして
恩返する。これからもその想いで頑張って行きたいと思います。

本日はどうもありがとうございました!

文章ではなかなかお伝えできなくて残念ですが、
舞原実行委員長はとにかく「お話のテンポがすごくいい」方でした。
お話をしているとなんだか「なにかして差し上げたい」という
雰囲気になってしまうのです。ここ数年プロデューサーとしての
お仕事に注力し、実際に多くの団体やお客様のご参加を
得ている(=多くの方々の賛同を得ている)理由は短い
インタビューの時間でも感じ取れました。
今後は海外との架け橋にもチャレンジされるとの事。
楽しみですね。

取材/文 バレエナビ編集部 吉田智大

舞原美保子

天満・天神 バレエ&ダンスフェスティバル実行委員長 /チーフプロデューサー  
バレエスタジオ プレリュード 創設者
ダンスの融合、ダンスの発展、ダンスの発信、をテーマに世界へ
翼を広げるアーティストダンサーの登竜門的存在となることを願って
大阪市助成公演・「天満・天神バレエ&ダンスフェスティバル」を創設し
2008年から毎年開催する。2010年は31団体での公演を開催した。
海外や国内のクラシックバレエコンクール審査員も歴任。

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