東京バレエ団 ウィンターガラ

【ナビれぽについて】

バレエナビの編集チームがオリジナル記事を制作し、
様々なトピックスについて配信致します。企画広告記事なのにおもしろい!
そんな内容に出来ればと考えております。

「セントラル・スクール・オブ・バレエ」
講習会/オーディション リポート&インタビュー

福岡、大阪、東京の三都市を舞台に、昨年末に開催された英国のバレエ専門学校「セントラル・スクール・オブ・バレエ」講習会/本校留学オーディション。現地から校長らを講師に招き、クラシック・バレエおよびコンテンポラリー・ダンスのワークショップを実施。英国留学を目指すバレエダンサーの卵たちが集い、充実のプログラムが繰り広げられた。

 

CSB2015TOkyo7

 

英国バレエ留学をサポートするザ・ウェルズが、「セントラル・スクール・オブ・バレエ」の講習会日本ツアーを福岡、大阪、東京の三都市を会場に、計5日間に渡り開催。
セントラル・スクール・オブ・バレエといえば、ロンドン・ファーリンドンに拠点を置く英国屈指のクラシック・バレエ専門学校。ヨーロッパ内でも最高レベルの教育と多彩なカリキュラムを誇り、卒業生は世界中の名門カンパニーの一員として広く活躍を遂げている。今回は講習会に加え、2016年のサマースクール、および本校留学に向けたオーディションも同時開催。さらに、今年初めて参加者の中から3名にサマースクール・スカラーシップが授与されるということで、大きなチャンスを目の前に、英国留学を夢見るバレエダンサーの卵たちが多く集った。

 

CSB2015Tokyo1

 

バレエクラスの講師にはセントラル・スクール・オブ・バレエ副校長でありバレエ・セントラル芸術監督のウィリアム・グラスマン氏が、ピアニストはバレエ・セントラル音楽監督のフィリップ・フィーニー氏が本校から来日し、現地同様のレッスンを再現。「ステージで踊るときはバーはない、頼りすぎないで!」「足の裏をきちんと使うように。ジャンプで着地するときそれが生きてくる」と、生徒ひとりひとりに目を向け、助言を与えるウィリアム副校長。プロダンサーを多数輩出してきた実績を背景に、実際のステージを想定しての指導が目立つ。
続くコンテンポラリー・クラスでは、同校のサラ・マシューズ校長が講師を担当。「身体を大きく動かして!」と校長自らデモンストレーションを行う姿に、コンテンポラリー初体験の生徒も自然とクラスに打ち解けてゆく。

 

CSB2015Tokyo9

 

当日はクラスレッスンの他、セントラル・スクール・オブ・バレエの卒業生による質疑応答コーナーを用意。日々の授業の様子から学生パフォーマンス、三年生時に行う国内ツアーなど、先輩ダンサーが語る留学体験談に生徒たちの表情は真剣そのもの。話はバレエはもちろん現地での食生活にまで及び、留学を夢見る彼らにとって、イギリスでの生活がよりリアルになった瞬間だった。

 

一方、留学希望者の保護者を対象に、ザ・ウェルズ代表のレゲット菜穂子、櫻井裕美の両氏が留学説明会を実施。現地での生活や治安問題、健康保険などのシステムにはじまり、セントラル・スクール・オブ・バレエの授業内容、留学に要する諸費用に至るまで、イギリス留学の豊富なサポート経験を踏まえた詳細な説明が行われた。

 

CSB2015TOkyo8

 

福岡、大阪、東京と、盛況のうちに幕を閉じた講習会。留学を目指す生徒にとってはもちろん、現地の教師たちの教えに直に触れ、バレエの奥深さを知る貴重な体験となったに違いない。

 

 

【校長インタビュー】
セントラル・スクール・オブ・バレエ(以下、セントラル校と表記します)
サラ・マシューズ校長(Sara Matthews)

 

セントラル校の特徴:
セントラルの教育は、“ To become the best possible dancer they can and want to be.”(学生が成し得る、そしてそうありたいと願う最高のダンサーになるために)という標語にも表れているとおり、ひとりひとりの学生の、ダンサーとしての魅力を最大限に引き出し、育てるところに置かれています。クラシックのバレエ学校ではありますが、ひとつのバレエ団の付属校でないということは、つまり一定の規格に収まらない、多くの才能ある多様なダンサーを見つけ、育てていくことが出来る学校だということです。卒業生はクラシック・バレエに限らず、コンテンポラリー・ダンスやミュージカルなど多くの分野で活躍しています。また世界に33校しかない、ローザンヌ国際バレエコンクールのパートナー校であるということも特徴です。学生ダンサーの教育に大変重きを置いている同コンクールに認定されるには、非常に多くの審査基準が設けられており、査定メンバーが実際に来校して審査を行います。現在イギリスにはセントラル校を初め3校のみがパートナー校として認定されています。

また、卒業時に英国ケント大学の学士号、BA(Hons)が取得できることも、大きな特徴です。クラシック・バレエを学びつつ、学士号が取得できる英国唯一の学校です。そして更に振付を専門的に学ぶ学生のために、1年間の修士課程(MA)コースも提供しています。

 

オーディションで求める学生:
まず第1は、バレエに適した身体であることです。近年、学生の進路も多様化し、また世界中のバレエ団のレパートリーも、クラシックからコンテンポラリーまで多彩です。様々な舞踊に対応できる身体が大切です。そしてまた、音楽性や運動神経(ボディ・コーディネーション)があり、表現力の豊かな学生が求められます。オーディションで表現力を見るときに、私たちは「自分がどれほど踊ることが好きか」ということが表現できているかに注目します。

また、積極的に話すことのできる学生も求められます。卒業後、日々のダンサー生活の中で、自分で考え、目標設定していかれることのできるダンサーに育つよう、学生であるうちの3年間、教師たちは日々サポートしています。そのためには、まず学生自らが教師に話しかけていくことが大変重要です。

 

日本の学生に対する印象:
とても真面目で、情熱があり、教師の話を注意深く聞いていることが良く分かります。ただ、コンテンポラリー・ダンスなど、バレエ以外のダンスの経験が大変少ないことが気になります。プロのダンサーとしてカンパニーに入団するためには、コンテンポラリー・ダンスの素養が不可欠です。異なる動きを身体に覚えさせることは、クラシック・バレエに置いても必ず役に立つものですし、ダンサーとしてのキャリアも長くすることが可能です。より多様な舞踊の経験を持って欲しいと思います。

 

日本の学生へのメッセージ:
バレエに対して、もっと好奇心を持って欲しいと思います。バレエはスポーツではなく芸術です。鑑賞するお客様をどれだけ惹きつけることができるかが問われます。多くの舞台を観て、そして舞台芸術そのものへの知的好奇心を忘れないでください。

 

CSB2015Tokyo10

 

★↓ここからは学生サポートを提供しているザ・ウェルズからお答えします。

 

在学中の日本人学生について:
日本人の学生さんはとても真面目で、朝7時半には学校へ来てトレーニングを始めています(始業は8時45分)。学校寮はありませんが、ロンドンには大学生寮がたくさんありますので、食事付き、自炊など自分に合った寮を見つけて生活しています。1学年約30名の中に4名から6名の日本人学生がいます。セントラル校は月~土まで授業がありますので、日曜日は大体、洗濯や掃除など身の回りのことと、宿題やエッセイなど提出物の準備に追われているようです。毎学期、中ほどにあるハーフタームも4日間くらいの短いものですが、舞台を観に行くなど積極的に過ごしているようです。ザ・ウェルズでサポートしている学生さんには、ガーディアンという現地在住の日本人女性が必ずついていて、ロンドン生活に慣れるまでのあれこれや、病気や怪我など困った時の対応に当たっています。

 

卒業生について:
セントラル校の日本人卒業生は、本当に広く世界中で活躍しています。クラシックやコンテンポラリー・ダンスのカンパニーだけでなく、ミュージカルや振付家、舞台制作や教師などです。学校の創立者クリストファー・ゲーブルがある年の卒業生に当てた手紙があります。その中に「君たちの中には、まだ自分がどんなダンサーになるか決まっていない人もいるだろう。だが、今やっと学生を卒業していく君たちが、それを決めてしまうことはない。君たちには多くの可能性があるのだから。」という一文があります。セントラル校の卒業生は、常に自ら考え、自らの足で新しい道を切り拓いています。

 

カンパニーへのオーディション:
セントラル校だけではありませんが、イギリスの3大バレエ学校へは国内外のカンパニーから芸術監督がオーディションに来ます。また学生は担任の教師との話し合いの中でオーディション先を決めたり、履歴書の書き方などを学びます。セントラル校のオーディション用写真は毎年、英国のダンス写真家の第一人者として知られるビル・クーパー氏が務めています。その他、カンパニーから欲しい学生の要望が届き、学校が推薦して入団するケースもあります。

 

バレエ学校オーディションのヒント:
*オーディションは自分で思っているより緊張します。できるだけ平常心が保てるように、講習会形式のオーディションをお勧めします。
*一発勝負ではなく、早いうちから希望校の教師が教える講習会などに積極的に参加して、入学の意思をアピールするとよいでしょう。
*指定のない場合、レオタードは黒を避けましょう。またホルターネックや過度な飾りは避けてデコルテの美しく見えるシンプルなものを選びましょう。
*2日以上ある場合には、同じレオタード(または同じ色)を着用するなどして、覚えやすく工夫しましょう。
*踊りの大好きないつもの自分を出せるよう、リラックスすることが一番大切です!
(Good luck!)

 

英国を中心とした留学サポート「The Wells」
http://thewells.co.jp/

 

★ ★ ★ 講 習 会 情 報 ★ ★ ★

 

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団付属
エルムハースト・スクール・フォー・ダンス
春のバレエ講習会
2016年3月26日(土)27日(日)28日(月) 3日間
wells201603
※画像クリックで講習会詳細へ

 

 

元ロイヤル・バレエ・スクール教師/ダイアン・ファン・ショール特別マスターバレエクラス
2016年5月3日(火)4日(水)5日(木)  3日間

元ロイヤル・バレエ・スクール教師/ダイアン・ファン・ショール特別マスターバレエクラス
(バレエ講師のためのブラッシュアップクラス)
2016年5月2日(月)
thewells201605
※画像クリックで講習会詳細へ